安心・安全な食事介助

食事介助で知っておくべきノウハウをお伝えします!

食事介助後に行うこと

食事介助は、食事を食べさせておしまいではありません。食事を終えてからも、介護する人はチェックすることがあります。食事介助で、食事を終えてからしなければならないことを知っておきましょう。

介護する人は、食事が終わった後に食事の摂取量をチェックします。食事の時間にどれくらいかかったか、残したものは何か、などをメモしておくと好きなものは何か、あまり好きではないものは何かといった要介護者の嗜好がわかります。

簡単なまとめ方だと、食事の献立と、何品目中何品食べたかをメモしておくだけでも良いです。コミュニケーションが取れる方であれば、好き嫌いは何かとか、食事でこんなことに困っているなどを聞いておくと良いでしょう。

介護する側は、食事中のことで気がついたことがあればメモしておくと後の食事介助に役立ちます。だらだらと書くのではなく、箇条書きにしておくとわかりやすいです。

そして食後は口腔内のチェックも忘れずに行います。歯磨きをするよう促し、義歯等の汚れを取るようにします。要介護者の中には、食べ物をいつまでも飲み込めず、口の中に溜めている人がいます。これは窒息や誤嚥の危険性がありますので注意が必要です。

また、食事の後にすぐ横になる人、なりたがる人がいますが、これも避けた方が良いので食後1時間くらいは体を起こしておくようにします。食後すぐに横になると、もし食べ物が口の中に残っていれば窒息する恐れがありますし、口の中に食べ物が無くても食道や胃から食べ物が逆流することがあるからです。